固定観念を覆す本

面接や就活に!自己PRに使える長所診断&長所一覧表

写真:The Sense of Oh!

「自分の長所が分からない!」

自分の苦手なことだったら、いくらでも説明できる。でも、自分の得意なことってなんだろう?

自分の長所よりも短所なら、いくらでも挙げられる。でも、自分の長所がさっぱり分からない!ということ、ありませんか?

就職活動のとき。改めて自分自身の長所を検証し、エントリーシート(ES)や履歴書で、自分をアピールしようと意気込んだものの・・・。いざ書くとなると、何を書いていいのか困ってしまった経験がありませんか?

もしかしたら過去に、自分の得意な事を自慢したら「なに、あの子」とか「あいつ、何様?」と言われたことがあるかもしれません。

「謙遜が美徳」という文化圏に住んできたからには「いや、私なんて全然ダメで…」と言うのがとりあえず無難、という思考が身についているかもしれません。

そんな生き方をしてきたのに、いきなり自分の長所をアピールしなくてはいけない!なんてハードルが高いですよね。

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』 という本を読んでみました。簡単に要約すると、自分の強み(長所、得意分野)を知ることが重要だ、ということになります。

さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0 / トム・ラス 【本】

 

 

才能=思考・行動パターン

私にとって新鮮だったのは、「才能」の定義でした。おそらく多くの人が才能とは、本で指摘されているように「持って生まれた特殊な能力および素質」と考えるのではないでしょうか。

でもこの本ではさらに踏み込んで「繰り返し現れる思考、感情、行動パターン」「何かを生み出す資質」とあります。

ココがポイント

才能とは?

◯ 繰り返し現れる思考・感情・行動パターン
◯ 何かを生み出す資質

✖️ 持って生まれた特殊な能力・素質

生きていく中で、毎日、瞬間瞬間、あらゆることに対して選択しています。

今日のご飯は何を食べるか、いつ寝るか、洋服は何を着るか。

じっくり考えて選択できるときもあるかもしれません。でも、もう瞬時に無意識に決めなくてはならないときもあります。

その時も含めて、あなたはどういう傾向にあるか、ということ。「繰り返し現れるパターン」があなたの才能だ、というんですよね。

ちょっと才能に対する見方が変わってきませんか?

自分の強さを知る

更に、この本の特徴はネットで、「ストリングス・ファインダー」(自分の強さを発見する)というテストを受けられる、というもの。

ちなみに「ストリングス・ファインダー」の受け方は、3通りあります。

「ストリングス・ファインダー」テストの受け方

  • 書籍を購入。付属するアクセスコードを利用する。
  • 米国ギャラップ社の公式サイトから、直接アクセスコードを購入する。
  • 公式のスマホアプリをダウンロードして、テストを受ける。


書籍を購入して、テストを受けるには、本のカバー裏に書かれたアクセスコードが必要です。このIDは一度しか有効でないので、中古本は避けたほうが無難だと思います。

↓ 書籍の場合

↓ ギャラップ社公式サイトより、アクセスコードを購入

テストは、日本語でも受けられます。180個の質問に答えていきます。だいたい30分くらいかかります。

長所一覧表

以下に、長所一覧表を書いておきました。表は、本を参考に簡略化して作成しました。簡単な言葉でまとめてみました。

テストでは、34に分類された資質のうち、上位5つを教えてくれます。

テストを受ける前に34の資質についてじっくり読んでみましたが、予想していたものと全く違っていました。自分の隠れた長所を知るのは、なかなか面白かったです。

面接や履歴書に、自分の長所を書くときの参考になったら幸いです。

  強み 説明
アレンジ *種類の異なる複数の事柄に、即座に優先順位をつけて整理できる。
運命思考 *人と人は互いに結び付いていると考える。
*偶然に起こることは一つもないと考える。
回復志向 *問題を解決することが好き。
*症状を分析し、何が悪いのかをつきとめ、解決策を見出すという挑戦を楽しむ。
学習欲 *学ぶのが好き。
*学ぶプロセスが好き。
活発性 *常に行動を求める。
*曖昧な状況でも行動が起こせる。
共感性 *周囲の人の感情を察することができる。
*他人が感じていることを、まるで自分自身の気持ちであるかのように感じることができる。
競争性 *競争相手が必要。
*比較することが必要。
*測ることを好む。
規律性 *何事も、秩序正しく計画されていることを好む。
原点思考 *あらゆる物事について、その根底に何があるかということを常に探っている 。
*現在を理解するために過去を検証する 。
10 公平性 *地位とは関係なく、人々を平等に扱う必要性を強く信じている。
11 個別化 *本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察する。
*人を一般化したり、類型化することが好きではない。
12 コミュニケーション *ことばでドラマをつくりあげようとする。*単なる「事実」を「物語」に転換する。
13 最上志向 *持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考える。
*自分の強みを高く評価してくれる人たちと過ごすことを選ぶ。
*自分を型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向にある。
14 自我 *優秀な人間と認められたい願望を持つ。
*信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人とだけつきあいたい。
15 自己確信 *他の人の主張に安易に左右されることがない。
*自分の能力だけでなく、判断力にも自信を持っている。
16 社交性 *積極的に人を味方に引き入れようとする。
*何もしなくても友人や知人から好意を持たれ、協力したいとその人たちに思わせる才能のある。
*他の人を惹きつけたいという願望が強い。
17 収集心 *知りたがり屋で、物や情報を手に入れ、集め、整理して、保管し続ける。
18 指令性 *衝突も辞さない。
*人の上に立つ存在になりうる。
*主導権を握る。
*自分の考えを、他人に押し付けることを苦痛と感じない。
19 慎重さ

*用心深く、油断しない。
*自分自身のことについてあまり話さない。
20 信念 *他人のために役に立ちたいと強く願う。
*利他主義を土台に生活を築こうとする 。

21 親密性 *友人や知人とより一層親密な関係を築こうとする。
*パーティでは一番親しい人の姿を懸命に探し、その人のそばを離れず、関係のない人が割り込んでくるのを快く思わない。
*相手をよく知り、親密な人間関係を築くことを望んでいる。
22 成長促進 *他の人を指導して、さらに成功に導く機会はないか、常に考えている。
*他の人だちが持つ潜在的な可能性を見抜く。
23 責任感 *自分がやると言ったことに対しては何でもやり遂げようという強い気持をもつ。
*完了するまでやり遂げる。

24 戦略性 *不測の事態に備えて数々の対応策を考えている。
*起こる可能性のある障害の危険性を正確に予測できる。
*問いかけ、選抜し、行動する。
25 達成欲 *待ち受ける難関に果敢に挑む。
*いつも何かを成し遂げたいという欲求を持つ。
*何か一つ目標を成し遂げても、次から次へと新しい目標を追い続ける。
26 着想 *発想と関連性を好む。
*日常的な問題に対して、新しい見方をする。
*一見物事が複雑に見えても、的確で簡潔な考え方を発見することが好き。
27 調和性 *できる限り衝突を避けようとする。
28 適応性 *今、この瞬間が最も重要。
*将来とは、今行う選択によって変わっていくものと考えている。
29 内省 *一人でじっくり考える時間を必要とする。
30 分析思考 *データからパターンを見つけるのが得意。
*情報があまりない状況下で判断を下さなくてはならない時、確実な道を探ろうと、さらに情報を待つ。
31 包括 *人種、性別、国籍、性格や宗教により、人を批判することがない。
*できるだけ多くの人がグループに支えられることによる恩恵を受けられるようにしたいと考えている。
32 ポジティブ *よく人を褒める。
*ユーモアの精神を忘れない。
33 未来志向 *将来の可能性を探るのが得意。
*未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家。
34 目標志向 *明確な行先を必要とする。
*目標を設定する。
*目標達成に役に立たない行動を無視する。

 

 

さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0 / トム・ラス 【本】

 

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